排水衛生設備施工図
建築物の大型化、要求条件の高度化に伴い、建築に占める設備工事全体の比率が 高くなるに従って、給排水衛生設備と建築、空調、電気、消防、その他設備との取り合いは複雑になり、 単に設計図を拡大した程度の施工図では実用の施工図にはならない。 他業種と十分な調整をした、手戻りや手直し作業のない施工図が必要になる。 現状では、技術者不足と経験者不足により十分な教育期間もなく技術的に未熟な作図者を現場に配置し、 指導も不十分なまま施工図をかかせ、施工を行っているのが業界の現状であろう。
従来、施工図作成の固有技術は、現場の日常業務の中で先輩から後輩に個人的に指導・修得された要素が多く、 基準化されてない部分があり、統一を欠くところも多い。

施工図を書くための条件
設計図は衛生設備の完成した形を図面化したものであり、経済性、施工性、安全性の検討は十分になされてない。また、他業種との取り合い納まりの調整も完了してないことから、設計図をそのまま拡大しても実施の施工図にはならない。

施工図の種類
(1)スリーブ・インサート図
(2)各階配管図(平面図・断面図)
(3)各部分配管詳細図(便所・洗面所・湯沸室・浴室・食堂・厨房・機械室・水槽室・パイプシャフト等)
(4)機器配置図
(5)器具取付図
(6)系統図
(7)機器製作図、金物類製作図
(8)設備複合図
(9)その他、外溝図

工事作業者は、施工図を見て図面通りに作業を進めるので、図面は見やすく、わかりやすいことが重要である。 見にくい図面や手戻り、手直しが多い施工図は、工程面、安全面並びに原価に悪影響を与える。

設計者の条件
(1)給水・給湯量の算出、管種、管口径の決定が出きること。
(2)受水タンク、高架タンク、増圧ポンプ、貯湯タンクの計算が出きること。
(3)建築構造図・意匠図等が理解できること。
(4)設計主旨、仕様書、要領書が理解できること
(5)変更に伴う設計図の作成、機器の適正配置が行えること。
(6)建築基準法、消防法、水道法、下水道法その他関連法令などを理解していること。


設備設計図面
設備図面
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